
財布の中に、最後にいつ使ったか思い出せないクレジットカード、ありませんか?
年会費が無料だと、持っていても困らない気がして、ついそのままにしてしまいがちです。
わが家もそうでした。私のまわりにあったクレジットカードは5枚。そのうち3枚を解約し、生活費の支払いは基本1枚にまとめました。もう1枚は、もしものときの予備です。支払いを1枚にしてから、明細の確認がぐっとラクになりました。使わないカードを持ち続けると、不正利用などに気づきにくいという心配もあります。
- 使わないカードが増えていく理由
- 使わないカードにひそむ危険
- 残すカードと解約するカードの分け方
- 解約の前にしておきたいこと
- 支払いを1枚にまとめた理由
- カードを減らして良かったこと
カードの整理は、不要なもの整理と同じで、減らすほど管理がラクになります。解約の方法はカード会社ごとに違ったので、手順とあわせてご紹介します。
使わないクレジットカードに気づいたきっかけ

カードの整理を始めたのは、使っていない銀行口座を整理したのと同じ頃でした。口座と同じように、カードも、持っている枚数と実際に使っている枚数が合っていませんでした。口座と同じことがカードでも起きていました。
持っていたカードは5枚
数えてみると、クレジットカードは夫の家族カードも含めて5枚ありました。ふだん使っているのは、そのうち1枚だけ。残りはほとんど出番がありませんでした。
入会特典につられて作ったカード
1枚は、入会特典につられて作ったカードでした。特典を受け取ったあとは、使う理由がなくなっていたのです。
子どもの習い事のために作ったカード
もう1枚は、子どもが通っていたスイミングスクールの月会費の支払いに必要で作ったカードです。習い事をやめたあとも、カードだけが残っていました。口座と同じく、子どもの用事が終わってもそのままになっていたのです。
残すカードと解約するカードの分け方

カードを減らすときにわが家が決めた基準は、ふだんの支払いに使うかどうかと、いざというときに困らないかどうか。この2つで分けると、残すべきカードは2枚に決まりました。
生活費の支払いは基本1枚
毎月の生活費の支払いは、基本的に1枚のカードに集めることにしました。支払いが1か所に集まれば、お金の出口が1つになります。
もしものときの予備に1枚
ただ、1枚だけでは、そのカードが何かの理由で使えなくなったときに困ります。そこで、保険のような予備として、もう1枚だけ残しました。
夫の家族カードも見直し
解約した3枚のうち1枚は、夫の分の家族カードでした。自分名義のカードだけでなく、家族カードも見直しの対象にすると、家全体のカードの数が減ります。
クレジットカードの解約の手順

カードの解約そのものは、それほどむずかしくありません。ただし、いきなり解約すると、そのカードで払っていたものが止まってしまうおそれがあります。解約の前にしておくことを先に済ませてから、手続きに進みました。
支払い先を残すカードに変更
まず、解約するカードで払っていたものを、残すカードに移しました。公共料金やサブスクなど、引き落としの設定が残っていないかを一つずつ確かめるのがポイントです。
ポイントの残高の確認
解約すると、たまっていたポイントは使えなくなるのが一般的です。わが家のカードはほとんど使っていなかったので、ポイントはたまっていませんでした。使っていたカードなら、先に使い切っておくと安心です。
電話2枚とネット1枚の解約
解約の方法は、カード会社によって違いました。3枚のうち2枚は電話、1枚はネットでの手続きです。これまで固定電話や保険、銀行口座と、いろいろな解約をしてきたので、今回は先にネットで解約の方法を確かめることから始めました。すると、1枚はネットで簡単に手続きできると分かったのです。口座の整理では、窓口まで行ったのに実はネットで解約できた、ということもありました。その経験が生きた形です。特に困ったことはありませんでした。
支払いを1枚にまとめた理由

残す1枚を選ぶときに考えたのは、今の暮らしとのつながりでした。どこで一番よく使うか、ほかのお金の管理と合わせやすいか。そう考えていくと、自然と1枚にしぼれました。私が選んだ理由を3つご紹介します。
銀行や証券会社と同じ会社のカード
わが家は、メインの銀行口座も証券口座も、同じグループの会社で使っています。カードもそこにそろえると、お金の置き場所とお金の出口が同じところでつながります。
生活費の支払いで貯まるポイント
生活費をまとめて払っていると、ポイントが知らないうちに貯まっていきます。特別なことをしなくても、ふだんの支払いがそのままポイントになるのはうれしいところです。
家計簿アプリとの連携のしやすさ
家計簿アプリとつなぎやすいことも、決め手の一つでした。カードの利用が自動で家計簿に取り込まれるので、手で入力する手間が減ります。
カードを減らして良かったこと

5枚から2枚になり、ふだん使うのは1枚だけになりました。年会費はもともと無料だったので、節約になった金額はありません。それでも、管理の手間は目に見えて減りました。良かったことを3つにまとめます。
明細の確認がしやすい
毎月見る明細が1枚分になり、確認がぐっとラクになりました。見覚えのない支払いがないかも、すぐに気づけます。
お金の流れが把握しやすい
口座を2つに、ふだんのカードを1枚にしたことで、お金の入り口と出口がはっきりしました。家計の流れが一本の道のように見えます。口座の話は「使わない銀行口座4つを解約してネット銀行2つにした話」に書いています。
家族の手間も減らせる
カードが少なければ、もしものときに家族が確かめる先も少なくて済みます。わが家の支払いは「家族のために家の支払い39件を一覧にした話」のもしもノートにまとめていて、どのカードで何を払っているかも分かるようにしています。
クレジットカードの整理のよくある質問

カードの解約は、口座と同じく、そう何度もする手続きではありません。だからこそ、年会費がかからないなら残しておいてもいいのでは、と迷うものです。整理してみて考えたことと、調べて確かめたことをまとめます。
年会費無料のカードの扱い
年会費がかからなくても、持っている枚数が多いほど管理の手間は増えます。もう一つ心配なのが、思わぬ犯罪に巻き込まれる危険です。カードの情報が盗まれて不正に使われても、ふだん明細を見ていないカードだと気づくのが遅れがちです。カード会社をかたる詐欺のメールも後を絶ちません。持っているカードが少なければ、見張る先も少なくて済みます。わが家は、使わないなら手放すと決めました。
解約前に確かめたいこと
そのカードで払っている公共料金やサブスク、たまっているポイント、分割払いなどの残りがないかを確かめておきましょう。引き落としの設定の移しかえを忘れると、支払いが止まってしまいます。
家族カードの解約
家族カードは、本会員のカードにひもづいたカードです。手続きの方法はカード会社によって違うので、本会員の側から確かめるとスムーズです。
予備のカードは必要か
ふだんのカードが、磁気の不具合や不正利用の疑いで一時的に使えなくなることもあります。そんなときのために、予備を1枚だけ残しておくと安心です。わが家もそうしています。
カードの数の目安
正解は家庭ごとに違いますが、わが家はふだん使う1枚と予備の1枚で足りています。使う1枚と、もしもの1枚と考えると、必要な数が決めやすくなります。
クレジットカードの整理のまとめ

カードの整理で変わったのは、お金ではなく管理のしやすさでした。明細の確認がしやすくなったことが、何よりの変化です。
- 持っている枚数と使っている枚数の確認
- 特典や子どもの用事で作ったカードの見直し
- 解約前の支払い先の移しかえ
- ふだんの1枚と予備の1枚
- 明細の確認がラクになる管理
まずは、手元のクレジットカードを全部テーブルに並べてみてください。最後に使ったのがいつか思い出せないカードがあれば、それが整理の第一歩です。
本記事は筆者が行ったクレジットカードの整理の体験をもとにしています。解約の方法やポイントの扱い、家族カードの手続きはカード会社ごとに異なり、変更されることもあります。実際に手続きをする際は、各カード会社の公式サイトや窓口でご確認ください。

