
使いかけのスプレー缶、家のどこかに眠っていませんか?
中身が残っていると、そのままでは捨てられない。業者に頼めば1本770円。100円で買った缶に、それ以上の処分代がかかります。
わが家は、中身が丸々残ったカラースプレー3本を、ベランダで出し切って処分しました。かかった時間は1本5分ほど。横浜市では穴をあける必要もなく、空にした缶は燃やすごみの日に出せました。そのやり方と、気をつけたことをまとめます。
- 中身が残ったスプレー缶の捨て方
- 業者に頼むと1本770円という現実
- 1本5分で中身を出し切った手順
- 空になったかの確かめ方
- 横浜市での缶の出し方
中身が残っていて、どう捨てればいいか分からない。
わが家もそうでした。処分の方法を何度か調べては、そのまま。気づけば3〜4年たっていました。
中身ありスプレー缶の捨て方

先に答えをまとめます。中身が残ったスプレー缶は、火の気のない屋外で中身を出し切ってから、住んでいる自治体の決まりに従って出します。
火の気のない屋外で出し切る
横浜市の公式サイトでは、火気のない安全な場所で中身を必ず出し切るよう案内しています。日本エアゾール協会も、中身を出すのは火気のない風通しの良い屋外で、としています。
横浜市は穴あけ不要
横浜市のよくある質問によると、横浜市ではスプレー缶に穴を開ける必要はありません。日本エアゾール協会も、中身が残った缶に不用意に穴をあけると、火災や破裂の事故につながることがあると注意しています。
業者と自分で出し切った場合の比較
わが家が検討した業者さんと、実際に自分でやった場合を比べると、次のとおりです。
| 業者に頼む | 自分で出し切る(わが家) | |
|---|---|---|
| 費用 | 1本770円+送料(3本で2310円+送料) | バケツ・ごみ袋・トイレットペーパー・手袋など |
| かかった時間 | 送るだけ | 1本5分ほど |
| 向いている場合 | 本数が多い、安全な場所がない | 風のない日に屋外で作業できる |
処分に困った使いかけの3本

ずっと処分に困っていたのが、使いかけのスプレー缶でした。中身が残っているので、そのままごみに出すわけにもいきません。
息子のジーンズ染めの名残
古着に夢中だったころの息子が、ジーンズを染めるのに使ったカラースプレーです。使いかけのまま、しまい込まれていました。
100円ショップのカラースプレー
どれも100円ショップで買ったもので、全部で3本です。使いかけといっても、中身は丸々残っている状態でした。
3〜4年の置きっぱなし
処分の方法を何度か調べては、そのまま。気づけば3〜4年が過ぎていました。
業者なら1本770円だった

処分の方法を調べて、まずは専門の業者さんに頼むことを検討しました。ところが、料金を見て手が止まります。
専門の回収サービスを検討
中身の残ったスプレー缶を、送れば引き取ってくれるサービスがあります。料金は1本770円に送料でした。
買値より高い処分代
100円で買った缶に、770円の処分代。100均で買ったのに、処分代のほうが高い!
3本で2310円と送料
3本なら770円の3倍で2310円、そこに送料が加わります。ここから執念で、さらに調べました。
1本5分で中身を出し切った

見つけたのが、家で中身を出し切る方法でした。天気がよく、風のない日を選んで、ベランダで作業しています。
バケツと袋とトイレットペーパー
深めのバケツにごみ袋をかぶせ、中にトイレットペーパーを入れます。そこへ向けて吹きつけ、塗料を紙に吸わせるやり方です。
手袋とマスクで身を守る
長めの手袋を買い足し、マスクとゴーグル代わりのものでしっかり身を守ってから始めました。塗料が肌や目に付かないようにするためです。
風のない日を選んだ
お隣への飛び散りが気になったので、風のない日を選びました。日本エアゾール協会も、ティッシュや新聞紙などに吹き付けて、周りに飛び散らないようにするよう案内しています。
音がしなくなるまで押し続ける
シューという音がしなくなるまで、ひたすらボタンを押し続けます。かかった時間は、1本あたり5分くらいだったと記憶しています。指がバカになるかと思いましたが、3本とも空にできました。ふーーー、大きなため息です。
空になったかの確かめ方

押しても出なくなったから終わり、と思いたいところですが、念のため確かめました。わが家がしたことと、公式の案内をまとめます。
シューという音がしない
まずは、ボタンを押してもシューという音がしないこと。これが、ひとつ目の目安でした。
振っても中が動かない
次に缶を振ってみて、中のものが動く感覚がないことを確かめました。日本エアゾール協会も、缶を振って音を聞き、「シャカシャカ」「チャプチャプ」と音がすれば中身が残っている、と案内しています。
ガス抜きキャップはなかった
製品によっては、ガスを抜くためのガス抜きキャップが付いています。わが家の100円ショップのスプレー缶には、付いていませんでした。付いている場合は、製品に書かれた使い方をよく読んでから使うよう、日本エアゾール協会は案内しています。
中身を出す前の安全の注意

スプレー缶の中身を出すときは、場所選びが大切です。わが家が気をつけたことと、公式の案内をまとめます。
コンロやたばこの火から離す
わが家は、天気のよい日にベランダで作業しました。コンロやたばこなど、火の気のあるところは避けることが大切です。
屋内では中身を出さない
日本エアゾール協会は、屋内で中身を出すと、近くの火気や静電気で引火することがあり危険だとしています。
メーカーへの相談
横浜市の公式サイトでは、中身が残っている場合の安全な出し方は、メーカーか日本エアゾール協会に確かめるよう案内しています。ただ、日本エアゾール協会は「中身が出せない」という問い合わせは受け付けておらず、商品に書かれたお客様相談室やメーカーに聞くよう案内しています。
横浜市での缶の出し方

空にした缶は、横浜市の決まりに沿って出しました。わが家の出し方と、横浜市の公式サイトの案内をまとめます。
透明の袋で燃やすごみの日に
横浜市の公式サイトでは、空にしたスプレー缶は燃やすごみとは別にして、中身の見える透明か半透明の袋にまとめ、燃やすごみと同じ収集日(週2回)に出すよう案内されています。わが家も、この出し方で出しました。住んでいる地域では燃やすごみと燃えないごみが同じ曜日で、ごみ集積場所で出す場所が分けられています。
缶・びん・ペットボトルと混ぜない
横浜市資源循環公社によると、スプレー缶は缶・びん・ペットボトルと同じ袋には入れられません。それでも、市内の選別センター4か所には、年間約120万本のスプレー缶がまぎれ込んでいるそうです。
キャップはプラスチック資源へ
プラスチックのキャップは外して、プラスチック資源に出します。
塗料を吸わせた紙の捨て方
わが家は、塗料を吸わせたトイレットペーパーを燃やすごみの日に出しました。
スプレー缶のよくある質問

わが家が迷ったことと、あとから公式の情報で確かめたことをまとめます。
中身が出し切れないとき
横浜市では、中身がどうしても出し切れない場合は、各区の資源循環局事務所に相談できます。膨張したモバイルバッテリーを引き取ってもらった、あの事務所です。
業者に頼むほうがよい場合
本数が多いとき、ベランダなど安全な場所がないとき、体力に自信がないときは、無理をせず業者や自治体に相談するほうが安心です。
カセットボンベの出し方
横浜市では、カセットこんろのボンベもスプレー缶と同じ出し方です。火の気のない場所で中身を出し切り、中身の見える袋に分けて出します。
スプレー式の簡易消火具
横浜市の公式サイトによると、スプレー式の簡易消火具で破裂事故が起きています。該当する製品はスプレー缶として出さず、製造業者に問い合わせるよう案内されています。
横浜市以外での捨て方
ごみの出し方は地域によって違います。穴をあけるかどうかも含めて、お住まいの市区町村の公式サイトで確かめてください。
スプレー缶処分のまとめ

100円のスプレー缶も、捨てるときには手間がかかりました。それでも1本5分ほどで、業者に頼まずに3本とも片づきました。息子には、処分に困るものは二度と買ってこないように!と言いたいところです(笑)。
- 中身は火の気のない屋外で出し切る
- 横浜市は穴あけ不要
- 1本5分で業者代2310円+送料が不要に
- 振っても中が動かなければ空の目安
- 缶は透明の袋で燃やすごみの日に
棚の奥に、使いかけのスプレー缶が眠っていませんか。まずはお住まいの自治体の出し方を確かめるところから、始めてみてください。
本記事は、筆者が2024年11月に横浜市でスプレー缶を処分したときの体験と、公開されている情報(2026年10月時点で確認)をまとめたものです。ごみの出し方は自治体によって異なり、変更されることもあります。スプレー缶の中身を出すときは火気と換気に十分注意し、お住まいの自治体やメーカーの案内に従ってください。

