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【固定費削減】楽天でんきから乗り換えて電気ガス代が年3万円減

楽天でんきから東京ガスの電気に乗り換えて電気ガス代が年3万円減ったことと1kWhあたりの電気代の比較を示すアイキャッチ画像 お金の整理
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ふわり

電気やガスの会社、「ポイントがたまるから」で選んだことはありませんか?

わが家は2024年、電気もガスも楽天でんき・楽天ガスでした。

2025年1月、電気もガスも東京ガスに切り替えました。東京ガスはガスだけでなく電気も扱っていて、電気は「基本プラン」です。1年分の明細を並べて比べてみました。電気とガスを合わせた支払いは、年に約3万1000円の減少。キャンペーンでもらった8000ポイントを足しても、とても埋まらない差だったのです。

この記事で分かること
  • ポイントで選んだ電気代の落とし穴
  • 市場連動型の電気料金のしくみ
  • 1kWhあたりの単価での比べ方
  • 乗り換え前後1年分の実際の数字
  • 比べるための明細の集め方

毎月の請求額は見ていても、1kWhあたりいくら払っているかまで確かめる方は少ないかもしれません。比べ方さえ分かれば、電気代の見直しは難しくありません。

ポイントで選んだ楽天でんきと楽天ガス

ポイントにつられて楽天でんきと楽天ガスを選んだことを示すバナー画像

2024年のわが家は、電気もガスも楽天のサービスを使っていました。ふだんの買い物で楽天を使っていたので、光熱費もまとめればポイントの分だけお得になると考えたのです。契約していたのは、電気・ガスともに「プランS」。まずは当時の1年分の数字から見ていきます。

楽天でんきを選んだ理由

決め手は、電気とガスの両方を申し込んで使うと8000ポイントもらえる乗り換えキャンペーンでした。そのうえ、毎月の支払いでもポイントが戻ってくる。乗り換えるとポイントがついてお得だと思ったのです。

2024年1年分の電気代とガス代

2024年の電気代は1年で141,101円、ガス代は66,744円でした。合わせると年207,845円です。月にならすと1万7000円ほど。わが家の固定費の中でも、大きな割合を占めていました。

2024年のポイントは約9800円分

では、ポイントはどれくらい戻っていたのか。2024年は、キャンペーンの8000ポイントに加えて、毎月の支払い分が1年で約1800ポイント。合わせて約9800円分でした。この数字を、あとで乗り換え後の結果と比べます。

市場連動型の電気料金のしくみ

同じ量を使っても電気料金は会社やプランで変わることを示すバナー画像

電気料金は「基本料金」と「使った量×単価」に、燃料や市場の値段に合わせた調整額が加わって決まります。この調整額の決め方が、会社やプランによって違います。同じ量を使っても支払いが変わるのはこのためです。楽天でんきは、市場連動型と呼ばれるタイプでした。

乗り換えを考えたきっかけは、家計管理の勉強です。市場連動型は、市場が荒れると高くなりやすいと知りました。市場が安い月に得をしなくてもいい。高い月に跳ね上がらないほうが、家計は管理しやすい。そう考えて、値動きの読みやすさを優先することにしたのです。

楽天でんきの市場価格調整額

楽天でんきは2022年11月から、調整額を「市場価格調整額」に変えました。電気を売り買いする市場(日本卸電力取引所)の値段に合わせて、毎月変わるしくみです。市場の値段が高い月は、電気代も上がります。

東京ガス基本プランの燃料費調整額

いま使っている東京ガスの電気「基本プラン」は、燃料費調整額という方式です。液化天然ガスや石炭など、燃料の輸入価格に合わせて変わります。ただし調整額に上限はありません。燃料が急に値上がりすれば、そのぶん電気代も上がります。

上限がある東京電力の規制料金

一方、東京電力の従量電灯Bのような規制料金には、燃料費調整額に上限があります。楽天でんきも2023年4月から、市場価格が30円を超えた分は上乗せしない形になりました。市場の影響を受けず、上限もある。値動きの安定を何より重視するなら、候補になる料金です。どのプランにも一長一短があるので、上限があるかどうかは各社の料金ページで確かめておくと安心です。

電気代は1kWhあたりの単価で比較

電気代は請求額ではなく1kWhあたりの単価で比べることを示すバナー画像

電気代を比べるとき、つい請求額の合計だけを見てしまいます。けれど請求額は、その月に使った量で大きく変わります。去年より高いのか安いのかを正しく知るには、1kWhあたりの単価をそろえて比べるのが近道でした。kWh(キロワットアワー)は、電気を使った量の単位です。

請求額だけでは比べられない理由

わが家の場合、少ない月は164kWh、多い月は475kWhでした。冷暖房を使う季節は、使う量が3倍近くになります。これでは、会社を変えて安くなったのか、使う量が減っただけなのかが分かりません。

1kWhあたりの単価の出し方

計算は簡単で、請求額÷使用量です。基本料金や再エネ賦課金、国の補助による値引きもすべて含んだ「実際に払った単価」が出ます。1年分をまとめて計算すると、季節による差もならされます。数字は各社のマイページや検針票で確かめられます。

39.76円と32.95円の差

計算した結果、楽天でんきの2024年は1kWhあたり39.76円でした。乗り換えた先の東京ガスの電気は、1年間で32.95円です。単価は約17%下がりました。1年分の数字を表にまとめます。

楽天でんき・楽天ガス(2024年)東京ガスの電気・ガス(2025年1月〜の1年)
電気の使用量3,549kWh3,444kWh
電気代141,101円113,492円
電気1kWhあたり39.76円32.95円
ガスの使用量356㎥357㎥
ガス代66,744円63,112円
ガス1㎥あたり187.5円176.8円
電気とガスの合計207,845円176,604円
わが家の電気代・ガス代の比較(東京ガスの期間は電気2025年1月6日〜2026年1月5日、ガス2025年1月17日〜2026年1月15日の使用分)

東京ガスに乗り換えた1年間の結果

使った量はほぼ同じで電気ガス代が年3万円減ったことを示すバナー画像

乗り換えの前と後で、使った量はほとんど変わっていません。電気は3%ほど少なく、ガスは1㎥多いだけでした。それでも合計の支払いは、年に約3万1000円、率にして約15%減っています。差の大部分は、使った量ではなく単価の違いから生まれたものです。

電気は年約2万7600円の差

電気代は141,101円から113,492円になり、約2万7600円の差が出ました。減った分のほとんどが電気です。1kWhあたり約7円の違いでも、1年分が積み重なるとこれだけの金額になります。

ガスは年約3600円の差

ガス代は66,744円から63,112円へ。使った量はほぼ同じで、1㎥あたりでは約11円の違いでした。電気ほどではないものの、ガスも少し下がっています。

補助金と燃料価格の年ごとの違い

正直にお伝えしておきたいことがあります。電気・ガスには国の補助がある月とない月があり、燃料の値段も年ごとに違います。比べているのは2024年と2025年なので、差のすべてがプランの違いとは言い切れません。とくにガスの差は、年の違いによる部分も大きいと考えています。

そこで、電気の国の補助を調べてみました。家庭の電気の値引きがあった月は、2024年が8か月、2025年が6か月。1kWhあたりの値引きを12か月にならすと、2024年は約2.2円、2025年は約1.1円です。補助はむしろ、楽天でんきを使っていた2024年のほうが多かったのです。それでも、2025年のほうが単価は安かった。電気の差は、補助ではなく、料金の決まり方と単価の違いが大きかったと考えています(補助の額は資源エネルギー庁の電気・ガス料金支援の案内より。月の平均でならした目安です)。

乗り換えて分かった4つのこと

明細を数字にして初めて分かった4つのことを示すバナー画像

1年分の明細を並べてみて、思い込みがいくつも外れました。ポイントがお得だと思っていたこと。上限のある料金を選んだと思っていたこと。請求額を見れば比べられると思っていたこと。数字にしてみて初めて見えたことを、4つにまとめます。

ポイントより大きかった単価の差

2024年にもらったポイントは、キャンペーン分を合わせて約9800円分でした。それを差し引いても、支払いは東京ガスのほうが年に約2万1000円少なくなります。しかもキャンペーンのポイントは最初の1回だけ。単価の差は、使い続けるかぎり毎年ついてきます。目先のポイントより単価。これがいちばんの学びでした。

12か月すべてで下がった単価

月ごとの単価で見ると、楽天でんきは36.8〜43.3円、東京ガスの電気は28.8〜36.4円でした。東京ガスの電気でいちばん高い月でも、楽天でんきでいちばん安い月を下回っています。季節を問わず、毎月安かったことになります。

上限があると思いこんでいた東京ガスの電気

実を言うと、私は上限のある料金を選んだつもりでいました。記事を書くために調べ直して、東京ガスの電気「基本プラン」には燃料費調整額の上限がないと知ったのです。それでも1年分を比べると、単価は毎月楽天でんきより安かった。狙いとは違う、結果オーライの乗り換えでした(笑)。

マイページで出せる1年分の明細

比べるために、家計簿をひっくり返す必要はありませんでした。楽天でんき・楽天ガスはマイページの画面で、東京ガスはマイページから1年分をファイルで取り出せます。材料はもう手元にある。そう気づくと、比べるのは思ったより簡単でした。

電気代の比較と乗り換えのよくある質問

電気の乗り換え前に気になる5つの疑問をまとめたバナー画像

電気やガスの会社を変えるときは、手続きや費用が気になるものです。調べて分かったことを、よくある疑問としてまとめておきます。

楽天でんきの解約金

楽天でんきには契約期間がなく、解約金もかかりません。同じ住所のまま別の会社に切り替える場合は、新しい会社に申し込むだけで、楽天でんきの解約手続きも代わりに進めてもらえます。

乗り換えの工事と停電

電気の会社を変えても、電線や設備はそのままです。工事も停電も基本的にありません。古いメーターの場合はスマートメーターへの交換がありますが、多くは立ち会い不要で費用もかかりません。

電気とガスのまとめ契約

同じ会社にまとめると、請求や問い合わせの窓口がひとつになって管理がらくです。わが家は楽天のときも東京ガスの今も、電気とガスをまとめています。ただしセット割の有無や中身は会社ごとに違うので、まとめる前に単価で比べるのがおすすめです。

マンションでの電力会社選び

わが家もマンションですが、電気の会社は自分で選べました。ただし建物全体でまとめて電気を買う「高圧一括受電」のマンションでは、各家庭で会社を選べないことがあります。分からないときは、管理会社に聞くと確実です。

市場連動型プランの向き不向き

市場連動型は、市場の値段が安い時期には得になることもあります。反対に高騰した月は、支払いが大きく増えかねません。毎月の出費を読みやすくしたい家庭には、あまり向かないと感じました。わが家が選んだのは、変動がゆるやかな方式のほうです。

電気代とガス代の見直しのまとめ

去年の明細で電気代の単価を計算してみることをすすめるまとめのバナー画像

ポイントがたまるかどうかより、1kWhあたりいくら払っているかのほうが家計への影響はずっと大きい。1年分の明細を並べて、ようやく気づけたことです。

この記事の振り返り
  • ポイントでは埋まらない単価の差
  • 請求額÷使用量で出す1kWh単価
  • 調整額の上限の有無の確認
  • 補助金など年ごとの違いへの注意
  • 単価と使用量を分けて見る習慣

まずは去年1年分の電気代と使用量を、マイページで出してみてください。割り算ひとつで、今の単価が分かります。比べる物差しを持つことが、見直しの第一歩になるはずです。

ご注意

本記事の金額は、筆者の家庭の実際の明細をもとにしたものです。電気代・ガス代は使い方や住まい、契約の内容、年ごとの燃料価格や国の補助によって大きく変わります。特定の会社やプランへの切り替えで必ず安くなることを示すものではありません。料金やしくみは変更されることがあるため、最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください(2026年9月時点の情報です)。

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この記事を書いた人

ふわり

50代の主婦。夫と息子の3人暮らし。医療の仕事を続けながら、老後に向けてお金とモノを整えています。固定費の見直しで、年間およそ50万円を削減しました。

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